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付録:高度な設定とカスタマイズ

本セクションでは、標準的な GUI 操作を超えた、システムレベルでのカスタマイズ方法について解説します。

A. 設定テンプレートのカスタマイズ (Custom Templates)

ISPConfig は、Apache や Nginx の設定ファイルを生成する際、/usr/local/ispconfig/server/conf/ にあるテンプレート(.master ファイル)を使用します。

カスタマイズの手順

標準のテンプレートを直接編集してはいけません。アップデート時に上書きされるためです。

1. テンプレートを conf-custom ディレクトリにコピーします。
   cp /usr/local/ispconfig/server/conf/vhost.conf.master /usr/local/ispconfig/server/conf-custom/
2. コピーしたファイルを編集します。
3. 次回のサイト更新時から、カスタムテンプレートが優先的に使用されます。

B. マルチサーバーとミラーリング (Multi-Server & Mirroring)

ISPConfig は、複数のサーバーを一元管理する「マルチサーバー構成」をサポートしています。

  • マスターサーバー: データベース(dbispconfig)とインターフェースを保持します。
  • スレーブサーバー: マスターの指示に従い、各サービス(Web, Mail等)を稼働させます。
  • ミラーリング: 2台のサーバーを同期させ、高可用性(HA)構成を構築します。

C. PHP バージョンの追加

「システム」>「追加の PHP バージョン」で、複数の PHP バージョンを登録できます。各サイトごとに異なる PHP バージョンを選択可能にするための設定です。