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9 システム (System)

「システム」モジュールでは、サーバーの基本構成、ネットワーク設定、セキュリティポリシー、およびソフトウェアの更新管理を行います。ここでの設定はサーバー全体の挙動に影響を与えます。

9.1 サーバー構成 (Server Config)

サーバーごとに、稼働させるサービスの詳細な挙動を定義します。

  • ウェブ (Web): ドキュメントルートのパス、PHPの実行ユーザー、Apache/Nginxの構成設定。
  • メール (Mail): メールの保存先ディレクトリ(Maildir)、フィルタリングエンジンの選択。
  • DNS: BIND/PowerDNS のゾーンファイルのパスや、再起動用コマンド。
  • Jailkit: SSH隔離環境(chroot)で使用するアプリケーションやパスの定義。

9.2 サーバーサービス (Server Services)

マルチサーバー構成において、特定のサーバーでどのサービス(Web, Mail, DNS, DB, VZ)を有効にするかを制御します。

9.3 ネットワーク (Network)

9.3.1 IP アドレス (IP Addresses)

サーバーのネットワークインターフェースに割り当てられた IP アドレスを登録します。登録された IP アドレスは、ウェブサイト作成時の選択肢として表示されます。

9.4 ファイアウォール (Firewall)

サーバーを外部の攻撃から守るためのパケットフィルタリング設定です(主に Bastille または UFW を使用)。

  • TCP ポート: 開放する TCP ポート番号(例: 80, 443, 22, 25, 110, 143)。
  • UDP ポート: 開放する UDP ポート番号(例: 53)。

9.5 ソフトウェアの更新 (Software Update)

ISPConfig の管理画面から、オペレーティングシステムのパッケージ更新状況を確認し、必要に応じてアップデートを実行できます。また、ISPConfig 本体のバージョンアップ手順についてもこのセクションで扱われます。

9.6 言語とテーマ (Language and Themes)

システム全体のデフォルトとなる表示言語や、コントロールパネルのデザイン(テーマ)を設定します。

9.7 リモート API (Remote API)

システムレベルでの API ユーザーの管理や、特定の関数に対する権限設定を、管理者権限で行います。


??? 管理者用コマンド

システム設定を物理サーバー側から確認・メンテナンスするためのコマンドです。

# ISPConfig 本体のアップデート実行(コマンドライン推奨)
ispconfig_update.sh

# ファイアウォールの状態確認 (UFW の場合)
ufw status verbose

# サーバーの IP アドレス設定を確認
ip addr show

# ISPConfig の設定ファイル (config.inc.php) の場所
# データベースの接続情報などが記述されています
ls -l /usr/local/ispconfig/interface/lib/config.inc.php

# システムが使用している PHP のバージョンを確認
php -v