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5 サイト (Sites)

この章では、ウェブサイトのホスティング環境を構築するための各種設定について解説します。

5.1 ウェブサイト (Web Sites)

「サイト」メニューのメイン機能であり、個別のホスティング環境を定義します。

5.1.1 サイト (Domain) タブ

  • ドメイン (Domain): ウェブサイトのメインドメイン(例: example.com)。
  • ウェブクォータ (Web Quota): 使用可能なディスク容量(MB)。
  • トラフィッククォータ (Traffic Quota): 月間の転送量上限(MB)。
  • CGI / SSI / Perl / Python / Ruby: 利用を許可するスクリプト言語。
  • PHP: 利用するPHPモード(FPM, Fast-CGI等)と、PHPのバージョンを選択。

5.1.2 リダイレクト (Redirect) タブ

ドメインへのアクセスを別のURLへ転送する設定です。 - リダイレクトタイプ: No redirect, R=301,L (恒久的転送) など。 - リダイレクトパス: 転送先のURLを指定。

5.1.3 SSL タブ

HTTPS接続を有効にするための設定です。 - SSL状態: チェックを入れて有効化。 - SSLアクション: 「証明書の作成」「証明書の更新」などを選択して保存します。 - Let's Encrypt: チェックを入れるだけで無料のSSL証明書が自動取得されます。

5.2 ウェブドメイン (Web Domains)

5.2.1 サブドメイン (Subdomains)

blog.example.com のようなサブドメインを作成し、特定のディレクトリや外部URLへ割り当てます。

5.2.2 エイリアスドメイン (Aliasdomains)

example.net を example.com と同じコンテンツとして表示させる場合に使用します。

5.3 シェルユーザー (Shell Users)

SSH経由でサーバーに接続するためのユーザーを作成します。 - chrootオプション: Jailkit を選択することで、ユーザーを自身のホームディレクトリ内に隔離し、安全性を高めます。

5.4 FTPユーザー (FTP-Users)

ファイルをアップロードするためのアカウントです。特定のディレクトリ(web, private等)へのアクセス制限が可能です。

5.5 データベース (Databases)

5.5.1 データベースユーザー (Database Users)

MySQL/MariaDBに接続するためのユーザーを作成します。

5.5.2 データベース (Databases)

ウェブサイトに関連付けるデータベースを作成します。 - リモートアクセス: 外部サーバーからの接続を許可する場合に設定します(セキュリティに注意してください)。

5.6 Web統計 (Web Statistics)

アクセス解析ツール(AWStats または Webalizer)の設定です。 - 統計用パスワード: 解析画面を表示するための保護パスワードを設定します。

5.7 APS (Application Packager Standard)

WordPressやDrupalなどのウェブアプリケーションを、管理パネルから直接インストールできる機能です。


??? 管理者用コマンド

サイトのディレクトリ構造やデータベースの整合性を確認するためのコマンドです。

# ウェブサイトのルートディレクトリを確認
ls -l /var/www/clients/client[ID]/web[ID]/

# php-fpm の設定ファイル(プール設定)を確認
# (例: /etc/php/8.x/fpm/pool.d/web[ID].conf)
ls /etc/php/*/fpm/pool.d/web*.conf

# MySQL データベースのサイズを確認
du -sh /var/lib/mysql/[DATABASE_NAME]

# Let's Encrypt のログを確認(取得失敗時などの調査)
tail -f /var/log/letsencrypt/letsencrypt.log